眺望・採光を考慮したオフセット配置
本物件では、建物単体としてではなく、隣接するグレースタワーとの調和を図りつつ、それぞれの魅力を相乗的に引き出すよう計画しています。通常の立地では、建物は並び立つ場合が一般的。一面はお互いに向かい合う形になります。しかし、この2棟の建物は、柳川ロータリー形状を活かし、オフセット配置させることで、それぞれの眺望や通風、採光を確保。また、東西南北どの方向からも建物が重複することなく、それぞれのフォルムを垣間見ることができます。
東西南北どの方向からも重複しない2棟のフォルム
東面
南面
西面
北面 |
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全戸100%角部屋
眺望・採光・通風を考慮した住まいづくりのコンセプトは、建物配置だけにとどまらず、各フロアの住戸配置にも活かされています。本物件は、全住戸100%角部屋。どの住戸も窓が多くとれ、明るい光と心地よい風を受けながら美しい眺望を楽しむことができます。
風洞実験で風環境も配慮
高層ビルが並立する場合、考慮しなければならないのが風による影響です。本物件では、風洞実験から得られるデータをもとに、風の影響を抑えるようにプランニング。配置計画、外観デザイン、そして樹木等により建設前に比べて風が著しく強くなることはないと推測されるという結果を得ています。
((財)日本建築総合試験所)
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