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4月16日(火)両備友の会フレンドツアーに参加して『大阪造幣局・桜の通り抜け』を見てきました。この日は80パーセント雨という最悪の予報でした。お天気が一番心配でしたが、予想に反して、お天気に恵まれ、用意してきた雨傘は日傘に変わり、桜の通り抜けで最後のお花見をすることができて本当にラッキーでした。
ハイウエーをひた走るうちにバスは大阪城に正午前に到着。豊城園で約40分間昼食をとり、大阪城の周囲をぐるりと歩いて30分、お目当ての『大阪造幣局・桜の通り抜け』に着きました。自慢の八重桜は「どうぞ見て下さい」と花をいっぱい開いて歓迎してくれました。
造幣局の八重桜は、南門から北門にかけて119種類、373本が560メートルにわたり、見事な花のトンネルをつくり、今を先途とばかり咲き誇っていました。毎年、この時期にわずか1週間しか一般公開されていません。今日あたりが最後の見ごろです。お天気も味方してくれて、心ゆくまで観賞することができました。
1本1本の八重桜の木に種類と由来を表示した立て札をメモしていきますと、思わず「まあ、きれい」と立ち止まり、印象に残った花がいくつかありました。「松月」は白に近いほのかなピンク色、「御依黄」は葉の間にうす緑の花をつつましくのぞかせていました。「菊桜」は花の赤い芯が可憐な表情を見せていました。このほかにも「簪(かんざし)桜」「関山」が印象的でした。
通り抜けは一方通行ですから引き返すことはできません。造幣局が展示しているフランス製の古い貨幣印刷機を見学したり、川沿いの屋台を眺めながらそぞろ歩いて帰るのも、また春の風情があっていいものです。
お土産屋さんで感心したのは、買ったお土産はちゃんとバスの中に運んでくれたことです。その上、帰りのバスの中では、バスガイドさんから大阪名物いわおこしのミニセットがお土産で配られました。お天気はいいし、通り抜けの桜は満開だったし、いうことなしの満足感にひたりながら5時50分林原駐車場に着いて散会しました。 (青野かほる記) |