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「ミセスの休日、おしゃれに神戸!女性の為のエレガントマナーセミナーと神戸おしゃれスポット!」という、とても魅惑的なタイトルにひかれて、4月28日(日)両備フレンドツアーに参加しました。「神戸ベイシェラトンホテル」で素敵なフランス料理のマナーセミナーを受けて大変勉強になり、ロマンチックなひとときを過ごしました。また「神戸ランプミュージアム」ではランプのコレクションを「ホール・オブ・ホールズ六甲」では世界のアンティークオルゴールの数々を見て、27名の淑女たちは、神戸のおしゃれスポットで素晴らしい休日を楽しみました。


神戸ランプミュージアム
両備フレンドツアーのバスは、淑女27名を乗せて午前7時15分、林原駐車場を出発しました。男性はベテランドライバーの芥川運転手さんだけでしたが、龍野サービスエリアなどでの乗り降りの際には一人一人に丁寧に言葉をかけ、非常にマナーがよかったのが印象的でした。バスガイドさんはベテランの坂本さん。歴史や花の話をロマンをまじえながらの名調子で車内の雰囲気を和やかに盛り上げてくれました。

 

芥川運転手 ガイドの坂本さん

バスは、山陽道、第2神明道路、阪神高速道路を経て午前10時、予定通り1番目のおしゃれスポット「神戸ランプミュージアム」に到着しました。ここは関西電力が開設したランプの展示館です。たくさんのランプが展示され、あかりの歴史と文化にふれあうことができました。「マツダランプ」の大正期の広告を見て、何か見覚えのあるような懐かしい気持ちになりました。「マツダランプ」は「東芝ランプ」の前身ですが、白熱電燈といえば「マツダランプ」といわれるほど昭和期まで家庭のあかりとして重宝がられていました。

▲神戸ランプミュージアムのビル外観と豪華な館内▲

       ▲ランプ展示場へ         
▲たくさんのランプを見学


一流ホテルでマナーセミナー
バスは午前11時、お目当ての「神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ」に到着しました。セミナー会場は最上階・21階の3ツ星レストランです。ここからは、六甲山の山なみや神戸の街が一望できて素晴らしい眺めです。

21階の会場からの眺めは最高!六甲山の山なみや市街が一望できる


「女性の為のエレガントマナーセミナー」の講師は、ソムリエの資格を持つレストランマネージャー・檜山かずしさんです。ダブルのスーツに水色のネクタイ、清潔感が漂い、キリリとした身のこなし、さわやかな話術は、さすがにマナーの先生です。30分間のセミナーでしたが、学生時代に遊び心でホテルで学んだマナーよりは本当に身につく勉強になりました。

マネージャー・檜山かずしさんのさわやかな話術でマナーセミナー

   

エレガントマナーで一番気をつけなければならないことは、「歩き方」「立ち居振舞い」「姿勢」「食事のマナー」です。マナーとは、他人に不愉快な思いをさせないこと。不快感を与えないこと。相手の方に対する思いやりがすべてです。そのためには、自分の内面性を磨くことが不可欠です。また、男性には耳の痛いことですが、レディファーストがマナーの基本です。レディファーストの習慣がないのは残念ながら日本をはじめとする東アジア諸国だそうです。

エレガントなムードの中でテーブルについた27名の淑女たち



フランス料理でリッチな気分
セミナーが済みますと、フランス料理のランチタイムでテーブルマナーの実践です。ナイフとフォークの持ち方、置き方、スプーンによるスープの飲み方、ナプキンの使い方、アスパラガスを切る裏わざなどを親切丁寧に教えていただくのです。どうしても教わったようにアスパラガスが切れなくて、マナーの基本として音をたててはいけないのですが、中にはガチャガチャと音をたてる人もいました。勉強ですから致しないことです。



フランス料理のメニューは、まず前菜がマグロのカルパッチョ、次にスープ、メインディッシュは黒毛和牛のヒレ肉ステーキ、デザートはチョコレートミルフィーユ、最後にコーヒーでした。特に好感が持てたのは、素敵なボーイさんたちの四方八方へのきめ細かい気配りでした。一流ホテルで眺めは抜群、ムード満点のレストラン、リッチなフランス料理、素敵なマネージャーやボーイさんに囲まれて最高の気分でした。



六甲山でオルゴール見学
バスは午後1時30分にホテルを出発して六甲山へ向かいました。市街地から六甲山に登りますと、さすがに空気はさわやかで緑の樹林が広がり、自然の奥座敷にきた感じです。バスは山小屋風のしゃれた建物の「ホール・オブ・ホールズ六甲」に着きました。


「ホール・オブ・ホールズ六甲」
オルゴールや自動人形の展示場へ

ここは世界のアンティークオルゴールや自動演奏楽器を集めた展示場です。1880年頃からのオルゴール(スイス)や1920代の自動演奏ピアノ(アメリカ)、1991年製の自動演奏オルガン(オランダ)、1993年頃の自動演奏ヴァイオリン、日本からは1998年複製の江戸からくり「弓曵童子」などが展示され、興味深く見学できました。





勉強できて有意義なツアー
このコースは両備フレンドツアーとしては初めての試みなので、帰りの車中でバスガイドの坂本さんが淑女たちにマナーセミナーについて感想を聞きました。

「私は足を組んで食べていました」「私はアスパラガスを切る時、音をたてないように苦心しました」「私はナプキンの使い方を知らなかったので、大変勉強になりました」と、お互い失敗談やら苦心談を披露しながら貴重な勉強ができたと満足気の表情でした。

一流ホテルでマナーの勉強をしながらフランス料理が賞味できて、神戸のおしゃれスポットを見て回り、淑女たちと和やかに日帰りバス旅行が楽しむことができるという一石三鳥の充実したツアーは、本当に有意義でした。

(青野かほる記)